バンドも、発表会も、SNSも必要ない。それだけでギターは成立します。
ギターを始める理由として「誰かに聴かせたい」は、必須条件ではありません。
ギターに関するコンテンツの多くは、人前での演奏、バンドでの活動、SNSへの投稿を前提としています。しかし実際には、誰にも聴かせず、どこにも投稿せず、ただ自分のために弾いている人が、最も長く続けているのではないでしょうか?
私がそうです。
ギターを12歳で始め、音大でクラシックギターを学ぶことまで行きましたが、20歳過ぎてからはずっと会社員として音楽とは全く違う働き方をしてきました。
それでもギターが好きなようで、30年以上ギターを続けています(笑
どんな働き方をしていようが、身体が動くうちはギターを「やめる必要はない」と言い聞かせていました。
一人完結型が最も継続率が高い理由
理由①:評価される場がない
人前で弾くことを前提にすると、「もっとうまくならなければ」というプレッシャーが発生します。一人で弾くことを前提にすれば、そのプレッシャーは存在しません。下手でも続けられる。続けるから上達する。評価がない環境は、継続にとって最も安全な条件です。
理由②:他人のスケジュールに依存しない
バンドやアンサンブルは、他の人のスケジュールと合わせる必要があります。一人であれば、弾きたいと思ったときに弾ける。この自由度の差は、長期的な継続においてそのまま差になります。
理由③:目標が自分で決められる
好きな曲を一曲弾けるようになる。毎日15分弾く。それだけでいい。外部から課された目標ではなく、自分が設定した目標は、達成したときの満足感が根本的に異なります。
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一人完結型の具体的なスタイル
スタイル①:夜の15分練習
家族が寝た後、または帰宅後の静かな時間帯にヘッドフォンをつけて弾く。誰にも聞こえない。誰にも邪魔されない。この15分は、一日の中で唯一「完全に自分のための時間」になります。
スタイル②:一曲を長期間かけて仕上げる
急がないこと。一曲を3ヶ月かけて弾けるようにする。その過程で指が慣れ、音が変わり、弾くこと自体が目的になっていく。発表する必要がないから、仕上がりのタイミングも自分で決められます。
スタイル③:あえて記録しない、投稿しない
SNSに上げない。録音しない。ただ弾く。この潔さが、意外なほど気持ちいい。弾いた記録が残らないことは、失敗が残らないことでもあります。毎回が新鮮な練習になります。
道具が、このスタイルを支える
一人完結型の練習スタイルを支える条件は、音の問題と指の問題が解消されていることです。夜でも弾ける、指が痛くない、一人でも本格的な音が楽しめる。サイレントクラシックギターは、このスタイルのために設計されたような楽器です。偶然ではなく、このスタイルを選ぶ人に最も適した選択肢がそこにあります。
まとめ:一人で弾くことは、妥協ではなく選択です。
バンドを組めなかったから一人。発表できるレベルじゃないから一人。そうではなく、一人で演奏することを選択肢に入れることで、ギターを更に長く楽しく続けられるのです。
ここまで、8つの記事を通してお伝えしてきたことは一つです。ギターをやめた理由は、あなたの問題ではなかった。設計の問題でした。その設計を変えることは、今からでもできます。
