左手をコントロールしてギターを「歌わせる」ための作品集

ギターを歌わせる、左手のコントロール

クラシックギターで左手をコントロールする技術は、中級卒業には必須の項目です。

音楽的な流れを理解し、クラシックギターを「歌わせる」ことに集中してみましょう。

目次

カテゴリⅡ:フレーズと流動性を獲得する

クラシックギターを学んでいると、
「指は動くのに、音楽にならない」
そんな感覚に一度はぶつかります。

正確に弾いている。
リズムも合っている。
それでも、どこか“途切れて”聴こえる。

カテゴリⅡは、まさにこの壁を越えるために設計された作品群です。

カテゴリⅡとは何か?

技術を“つなげる”ことで音楽になる段階

カテゴリⅠでは、
・指の独立
・基本的な動作
・奏法ごとの理解

といった「分解された技術」を扱ってきました。

一方、カテゴリⅡでは問いが変わります。

その技術を、どう“流れ”として使うか?

ここからは
「一音ずつ正しく弾く」
では足りません。

フレーズがどこへ向かい、
どこで呼吸し、
どこで解決するのか。

音楽的な方向性が演奏の中心になります。


このカテゴリで扱う本質的テーマ

フレーズ/スケール/ハーモニーの流動性

カテゴリⅡの核にあるのは、
音が止まらずに流れ続ける感覚です。

フレーズが「点」ではなく「線」になる

単音が並んでいるだけの演奏から、
意味を持った“文章”としての旋律へ。

スケール練習が音楽に変わる瞬間

スケールは運指練習ではなく、
旋律の素材であることを体感することができます。

和声感を“指の移動”で理解する

理論ではなく、
ポジション移動そのものが和声理解になる設計です。
多くの楽曲ではこのようなことが頻繁に起きており、応用ができます。


カテゴリⅡで身につくこと(到達点)

演奏者として「できるようになること」

このカテゴリを通過すると、演奏は明確に変わります。

  • メロディを止めずに弾き切れる
  • 曲全体を俯瞰して把握できる
  • 即興やアレンジの“入口”が見える

「弾いている」感覚から
「音楽を運んでいる」感覚へ。

これは中級者にとって、決定的な変化です。


カテゴリⅡを体現するギターソロ代表曲

以下の作品は、
フレーズの流れ・スケールの運動・和声の移動
を音楽として体感できるよう設計されています。

※各曲の詳細解説・楽譜・演奏動画は
それぞれの note ページをご覧ください。


なぜ「練習曲」ではなく「作品」なのか

カテゴリⅡの楽曲は、
単なる課題練習ではありません。

  • 曲として完結している
  • 演奏会・録音を想定できる
  • 弾き手の解釈が反映される

技術は、
音楽の中で使われて初めて意味を持つ。

その前提でギター独奏曲が作られています。


学習導線の中でのカテゴリⅡの位置

カテゴリⅡは、明確な「中継地点」です。

  • Ⅰ → Ⅱ
     分解された技術を“流れ”に変える
  • Ⅱ → Ⅲ
     流れを“響き・多声”へ発展させる
  • Ⅴとの関係
     高度作品で旋律を支える基礎体力になる

この段階を飛ばすと、
後の作品が「難しいだけ」になります。


こんなギタリストに向いています

  • 指は動くが、音楽にならないと感じている
  • スケール練習が退屈で意味を見失っている
  • 中級から抜け出したいが、方向が分からない

一つでも当てはまるなら、
カテゴリⅡは必ずヒントになります。


まとめ|カテゴリⅡを通過すると演奏はこう変わる

  • 技術が“音楽”に変換される
  • 演奏に方向性が生まれる
  • 次のステージへの道筋が見える

カテゴリⅡは、
中級者が「演奏者」へ変わる分岐点です。


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ギターを歌わせる、左手のコントロール

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